講師の感情マネージメント【役者思考】
今回の記事は『講師としてのスタンス』part2 です。
前回の内容で、感情のコントロールの必要性について書きました。
いつも冷静でありながらも、話しの内容に感情を込める、ということが必要です。
キーワードは【喜怒哀楽】
喜・・・喜びをどれだけ伝えられるか
怒・・・怒りの感情を真剣に表出できるか
哀・・・悲しみを表出できるか
楽・・・楽しい気持ちを全身で表されているか
それは、言語だけではなく、非言語、つまり、声の使い方。
トーン・スピード・リズム・間などの要素があります。
それから、ボディーランゲージ。
表情・姿勢・身振り手振り・所作などがあります。
所謂、役者と同じだと言えます。
「え?そんなこと必要なの?」
はい、必要なのです!
ドラマや映画を見ているとき、演技力がない役者さんだと、どんなに素晴らしいストーリーでも 伝わってこないと思いませんか?映画館なら寝てしまうかも知れませんし、家のTVであればチャンネルを変えてしまうかも知れません。
授業も講座もセミナーも同じです。
受講者の方が、既に自分のファンであったり、受ける内容が大好きなことであれば、話しは別かも知れません。
趣味的なサークル活動であれば、全く問題もありません。
けれど、学校の授業や職場の研修などでは『仕方なく受けている』人がいるのも現実です。
「興味がない人は知らな~い」
では、非常に残念です。
「興味なかったけど・・・あれ?面白いかも?楽しいかも?」
と思ってもらいたいと思いませんか?
『仕方なく受けている人たち』の費やしている時間も、人生のワンタイム。
貴方の授業での話がきっかけで、影響を受けるかも知れませんから。
そして、たとえ自分のファンであったとしても、
「やっぱり参加して良かった~!」
と思ってもらいたいですよね? そう、だからこそ、自分の伝えたいことをしっかりと、感情を乗せて語る。
【喜怒哀楽】を表現する。非言語を使って。
でなければ、どんなイイ話をしてもモッタイナイ。
感情を乗せて話すためには、自分の感情をコントロールする必要があるのです。
「よーい、スタート!」と言われれば、役者は笑顔を作り、涙を流し、表現します。
その役の世界に入ります。
講師は、授業の世界に入りましょう!
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